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Monday, February 27, 2012

Hana Blog 5. 2012年2月7日

海が荒れている。ボブ・バーカー号はこの1週間ほど悪天候の中を航海中。船の中は激しい揺れが来るたび

食器や物がガチャンガチャンと音を立て、クルー達が右へ左へと振り回されている。

実は私も昨夜階段から落ちて 後頭部を約3cm切ってしまった。幸い縫わずにグル―でくっつけ、現在痛みもない。ただ、どこにどうやってぶつけたのか右手と左手の甲および腕に打ち身を負いアザだらけなってしまった。階段から落ちるのはこれで2度目。これもクジラを護る為の一部。

1月30日

日本では毎年約20,000頭のイルカが残虐で非人道的な方法で殺されています。イルカ猟が行われている土地の一つ和歌山県太地町では毎年9月から3月までイルカ達を小さな入り江(The Cove)へ追い込みそのうち数頭が国内外の水族館に販売されます。1頭当たり約500万円で取引されるそうです。残されたイルカ達は銛で何度も刺され苦悶の末死に至ります。イルカ肉、時にはクジラ肉として販売されます。

2009年にアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー映画「THE COVE」の影響もあり、イルカ猟が行われている期間は世界中から動物愛護/保護団体や個人が何とかこの残虐なイルカ猟を辞めてもらえるよう現地に滞在しています。残念なことに彼らの想いや努力(反対運動)、国際的な批判の中心にあるにもかかわらずイルカ猟は現在も続いています。

シーシェパードは2009年9月よりコーブ・ガーディアンと呼ばれるメンバーによるイルカ猟の監視、記録を始めました。シーシェパードの創始者、キャプテン・ポール・ワトソンはコーブ・ガーディアンを常駐させるにあたり、日本の法律を守る。決してイルカ猟関係者達に触らない。いうことをガーディアン全てに徹底させました。

日本の法律を守る最大の努力をしていたにもかかわらず、現在コーブ・ガーディアンのErwin Vermeulen(オランダ国籍)が44日以上に渡り拘束されています。彼はイルカ猟の観察、撮影の為に太地町に滞在していましたが、12月16日に猟師を押したとして逮捕されました。現場には目撃者がいない為、彼の無実を晴らすものはおらず、白状することに同意しない限り最高2年間のジェイルになる可能性もあります。弁護士によると白飯しか食べさせてもらっていないということです。(これは多分、彼がVEGANの為他に食べられるものがないからだと思われます。)

皮肉にもErwinが投獄される数日前に女性コーブ・ガーディアン2名がイルカ猟師により攻撃的に怒鳴られ押され、(シーシェパードはその様子をビデオに撮っています)警察官は到着するなりイルカ猟師の手助けをしました。 コーブ・ガーディアンは警察当局に自分たちは被害者であることを説明しましたが当局は猟師へ質問や注意もすることなく無罪釈放しました。イルカを殺す人が自由に道を歩きイルカを守る為に非暴力を信じ情熱的な人が証拠も目撃者もいない誰も起訴されないような理由で刑務所に監禁され裁判を待っています。

シーシェパードは南極捕鯨や太地イルカキャンペーンでよく知られていますが1977年の設立以来、地球規模での海洋保護活動を行ってきました。オペレーション・フォローシアス・アイル(Operation ferocious Isle) はヨーロッパの海での活動の良い例です。

毎年、7月から9月にかけ美しいフェロー諸島海岸付近をゴンドウクジラがマイグレート(移動)の為通過します。残念ながらフェロー諸島の人々はこれらの雄大な光景を毎年、妊娠中や子連れを含む約1000頭のゴンドウクジラを殺すことで残酷な真っ赤な海に変えます。ゴンドウクジラの群れは太地のイルカ猟に似た方法で小型ボートで小さな入り江に追い込まれ子供を含んだ村人達の待つ浅瀬まで追い込まれます。そこで 'グラインド' と呼ばれるナイフを使用した恐ろしい方法で虐殺されます。

2011年7月よりスティーブ・アーウィン号とブリジット・バルドー号はフェロー諸島の海岸沿いの保護パトロールを始めました。シーシェパードのサポーターたちによる寄付金のおかげで8月までパトロールができ、この間1頭のクジラも殺されず、グラインドも中止になるかと希望が持てましたが、シーシェパードの船がフェロー諸島を去った翌日には再び虐殺が開始されました。

シーシェパードがパトロールした7月8月は捕獲予定数の約半数を保護しました。

1月31日

YM3がいなくなってSM2らしき船体がレーダーに。YM3は給油のため離脱し、SM2が追跡の引き継ぎか?

3隻のハプーン船のうちの一隻であるYM3がシーシェパードの船の追跡や給油で忙しくしている限り、クジラの虐殺数が減ります。

2月2日

'The end of the line'と'meat the truth'という素晴らしいドキュメンタリー映画2本を見る。'The end of the line'は同名の本を基にしたドキュメンタリー映画で海の激しい枯渇が暴露されています。2つ目の'Meat the truth' は畜産業、乳産業が及ぼす環境への負担と土地の破壊、海洋環境についてドキュメントされています。

肉食を辞める、または減らすことより二酸化炭素排出の削減、発展途上国の飢餓問題の解決、畜産動物達の苦しみ(利益を優先させるためそのほとんどが酷い扱いを受け短い一生を終える)の減少、健康的な生活スタイルなど、私達が知らなければいけないこと。私たち消費者の商品選択の重要性。未来の子供たちに出来る事を再確認。

たとえばロング・ライン(はえ縄、一本約9.6~160kmの釣り糸に多数の釣り針がついたもの)やジルネット(刺し網)により目的の魚類だけでなく海中の生物(アザラシ、ペンギン、ウミガメ、イルカ、クジラ、サメ、エイ、海鳥など)を根こそぎ殺してしまいます。

去年、ボブ・バーカー号は南極海クジラ保護区へ向かう途中、絶滅の危機に指定されているパタゴニアン・トゥースフィシュの密漁船を発見、ジルネットを押収しました。幸い、2kmにも及ぶジルネットは仕掛けられたばかりらしく、いくつかのヒトデ、ウ二、珊瑚以外は網にかかっていませんでした。

世界の海は乱獲によって恐ろしいスピードで破壊されています。このままでは2048年には海の生物は死滅、その意味することは人類を含む陸上生物の破滅。私達が生きていく上で欠かせない酸素の約70-80%は海によって作り出されます。海洋エコシステムのバランスが崩れると酸素を生み出す植物性プランクトンが減少するからです。もし私達がこのまま何もせず今の生活スタイルを続けていくのであれば海洋環境破壊は目と鼻の先です。

'The end of the line'と'meat the truth'は私達の未来の世代の為にも私達が心に留め即 行動しなければいけないと緊急警告を発しています。

2月3日。

今日は久々に快晴。友人とデッキに出て日光浴をしたがあまりの寒さに10分ほどで船内へ戻る。

遠くにSM2の船体が見え、今現在もクジラ保護に設定されたサンクチュアリでクジラが違法に殺されていることを考えると胸が痛い。

2月7日

「Shark Water」というドキュメンタリー映画を見た。日本でも数年前に公開されており視聴は今回で4度目。

有名な海洋環境保護家でありサメの専門家でもあるロブ・スチュアートが違法フカヒレ漁、サメが海洋生態系におよぼす影響などについてドキュメントしています。一つの見どころとしてロブ・スチュワートがキャプテン・ポール・ワトソン率いるシーシェパードの船 'Ocean Warrior' に乗り込みガラパゴスとコスタリカでの違法フカヒレ漁の保護活動を行ったことです。現在年間1億匹ものサメがフカヒレ目的の為に乱獲され過去30年間で90%のサメは地球上から消えました。海洋食物連鎖のトップに位置するサメを殺すことは海洋生態系および地球上の生物全てに致命的なダメージを与え、人類を破滅に導きます。

日本でも人気のフカヒレスープやフカヒレ食品ですが、絶滅種のサメを食することは未来の子供達に更に厳しい環境を残すという事実を心に留めてください。フカヒレ製品を買わない、家族や友人達にも教えるなど、自分に出来ることをしてください。